国際展示会での韓国語通訳、ビジネス、会議通訳の経験談を韓国人が語る!

통역

こんにちは!

日本在住の韓国人チャコです!

韓国人が日本の会社で働いていると、展示会や会議で韓国語通訳をしなければならない場合があります。

特に展示会の場合は3日ほど常駐し、韓国人のお客様がいらしたら韓国語で対応しなければなりません。

そして、韓国人のお客様と日本人の担当者の間で通訳します。

チャコは起業前に勤めていた会社で毎年展示会があり、参加しました。その時の経験談を皆さんと分かち合いたいと思います。

今は起業して働いているので個人的に韓国語通訳が必要な会社にはお手伝いしています。

チャコの簡単なプロフィールです。

日本生活17年目

日本の国立大学大学院卒業

日本の大手企業勤務

日本永住権取得

中古電動工具の買取販売会社の起業

今年40歳、家族は韓国人の妻と小学1年生の娘

チャコが経験した展示会の通訳

チャコが経験した展示会の通訳は大きく二つです。

一つは幕張メッセ、東京ビッグサイトで行われる大型展示会の会社ブースでの通訳で、もう一つは会社の中で毎年開催される会社独自の展示会です。

大型展示会の経験談

チャコが勤めていた会社は高機能素材weekの高機能フィルム展(フィルムテックジャパン)とIPF Japan( 国際プラスチックフェア)という展示会に参加しました。

場所は幕張メッセもしくは東京ビッグサイトです。

会社のブースに韓国人のお客様が来られた時、技術的な内容を韓国語で説明し、営業担当者と韓国人のお客様をつなげる役割をしました。

会社が扱う機械は押出成形機なので、化学関連の顧客が主に来ます。

押出成形機の購入を検討していますが、このような特殊な材料も問題なく成形が可能かという質問が一番多く、機械1台で価格がどの程度なのか質問も多いです。

技術に関して私がある程度話をした後、韓国営業担当者を紹介します。

そして韓国営業担当者とお客様が談話を交わすのですが、その時に通訳します。

話がうまくいけば、顧客相談テーブルでより詳しい話を交わします。

展示会で仕事をしていると経験するのが、お昼を食べにしばらく1時間ほど席を外す間に必ず韓国人のお客様が訪れるということです。

昼食を食べてブースに戻ると、営業担当者が「韓国人のお客様が来ていた」と話します。

それで、いつからかお昼はおにぎりで簡単に済ませ、ブースに早く帰ってくるようになりました。

毎日忙しいですが、仕事にやりがいを感じます。

韓国人の顧客の中には、頑張れと励ましてくださる方もいらっしゃいます。

社内展示会

会社内で年に一度、ソリューションフェアという名前で展示会を開きます。

会社で販売しているほぼすべての機械を展示し、実際に運転する姿を再現します。

まず、展示会に先立って、お客様を招待する日本語の案内文を韓国語に翻訳する仕事をします。

翻訳した案内文は営業部署に伝え、営業部署ではお客様に招待状を送ります。

展示会当日、チャコは担当の押出成形機のデモンストレーションを行い、韓国人のお客様がいらっしゃるときは通訳と案内をします。

社内展示会には既存の顧客が主にいらっしゃるので、私どもの機械についてある程度ご存知の方がいらっしゃいます。

ですのでもっと専門的な話になります。

VIPのお客様の場合は、お客様相談室で私と韓国営業担当者が顧客に対応します。

大型展示会よりは韓国人のお客様が少ないですが、押出成形機に詳しいお客様がほとんどなので緊張を緩めることはできません。

その他の通訳業務

その他、通訳関連業務として韓国の客先を訪問する際に同行するものです。

韓国の客先は担当代理店があって代理店の社長が主に通訳してくれますが、会議が長くなると一人ですべて手に負えなくなるので、順番に通訳を行います。

会議が円満に進められるように努力します。

その他、技術部が韓国に派遣される際に時々同行します。

また、韓国の客先が機械の仕様を決めるため、機械テストに日本を訪問します。

代理店の社長が一緒にいらっしゃると代理店の社長が通訳しますが、しばしば通訳者なしでいらっしゃる客先の場合は私が通訳を担当します。

テストを行うときも通訳をしますが、メインはテスト内容についての会議の時間です。

会議の内容がうまく伝わらないと、機械仕様に問題が生じることもあるからです。

韓国の客先がいらっしゃるとほとんど営業部長、技術部長と一緒に夕食を共にしに行くのですが、その時も同席して通訳します。

最近お手伝いした通訳業務


起業以来は日本語韓国語通訳が必要な会社や方から依頼があればお手伝いしています。

最近お手伝いした業務としては

AIを通じてサッカー映像分析サービスを提供する韓国会社の日本国内客先訪問遂行通訳

コーヒーかすを使った環境にやさしい材料を作る韓国会社の幕張メッセで開催されたサステナブル マテリアル展2023常駐通訳

押出成形システム専門メーカーの社長の幕張メッセで開催されたIPF JAPAN 2023視察遂行通訳

エンジン駆動サーフボードを製造販売する韓国会社のパシフィコ横浜で開催されたインタースタイル2024(INTERSTYLE2024)常駐通訳をお手伝いしました。

そして在日本大韓民国民団静岡県本部第79周年光復節慶祝式の司会を務めました。

展示会に参加される企業の通訳を手伝う時に一番重要なことは単純に通訳だけするのではなく一人でも多くの顧客とつなげることだと思います。

展示会は3日という短い時間しかないので、ブースを通る方々に積極的にアピールして期待していた成果を出すことだと思います。

ブースの前を通り過ぎる全ての方々に「こんにちは」、「どうぞ」と挨拶し、必ずブースを見回って行けるように誘導し、関心を持っている方に簡単に会社の製品について説明し、担当者を紹介してもっと詳しい話ができるように手伝うのが通訳の役割だと思います。

展示会に参加するすべての企業に大きな成果があることを願います。

通訳業務を依頼したい方は是非ご連絡ください。
チャコの連絡先
ラインID:iyonzyun

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以上、チャコでした!

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